精神の悪い人にあっては学識は人を愚かにする
Thursday, October 29th, 2009学識は、精神の良い人たちにあっては、この双方に対して大いに助けになると私は思います。が、しかし、正直に言って、それほど精神のよくない他の人々にあっては、学識はその人たちをさらに愚かな人間、悪い人間にする役にしか立っていません。
『教育に関する考察』 ジョン・ロック著
学識は、精神の良い人たちにあっては、この双方に対して大いに助けになると私は思います。が、しかし、正直に言って、それほど精神のよくない他の人々にあっては、学識はその人たちをさらに愚かな人間、悪い人間にする役にしか立っていません。
『教育に関する考察』 ジョン・ロック著
若いときはなるべくいろいろのものを読むのがいいが、しかし本当に読みたいものを読むべきである。
十七歳から二十二三歳の間にいい本を沢山読んでおくことはその人の一生にとって大事なことのように僕には思える。
この大事な齢につまらぬものを読むのは惜しいことである。できるだけ第一流の本を読むべきである。
そうすれば人生が如何に宝に満ちているものか、そしてその宝を掘り出すのに暢気な心がけでは駄目なことが分かり、本気になって修行をし、心の鍛錬をする必要を感じ、いざというとき動かないだけの信念を持つことができ、真の勇気、真に立派な人物、真に愛すべき人間、尊敬すべき人間がどんな人かよく知り、それらの人と精神的な友人となることができ、この世に真剣に生き、真剣に仕事をしなければならないことを知るであろう。
我等はこの世の古今東西に愛敬する多くの友人を持つことができ、それらの人を信じることで、人生に対する信頼を失われずにすむことができる。
「自分より偉い奴がいる。
自分より真剣な奴がいる」自分より真剣に生き抜いた男のことを知るのは実にいい鼓舞を受ける。彼らには我等を真剣にさす力がある。負けずにやれという気になる。
男らしい競争、最善を尽くし、尊敬しあっての競争、相手は知らぬかも知れないが、尊敬するものに負けないだけの仕事を地上にして行こうというのは男らしい意地である。
「人生論・愛について」 武者小路実篤
男らしく、などとわざわざ男といっているのは単にその時代背景のせいであって、女性でも同じことだ。
世の中の人が無頓着だといってそれを恥じてはならない。それは恥ずべきことではない。私たちはそのありがちの事がらの中からも人生の寂しさに深くぶつかってみることができる。小さなことが小さなことではない。大きなことが大きなことではない。それは心ひとつだ。
「小さき者へ」 有島武郎作
人間嫌いの人たちが人間に対して抱くような感情を、君自身その人たちに対して絶対に抱かぬよう注意せよ。
「自省録」 マルクス・アウレリウス